お義母さんが出来ました。
その日がついにやってきた。嫁さんのお母さんと一緒に夕食を食べに行きつつ、カミングアウトの日が。。
嫁さんが先週実家に帰ったときにカミングアウトする!って言ってたんだけど、言い方おかしいかもだけど、うちみたく親が同年代の子達よりも若いとか、ノリとかテンションとか全然違うわけよ。うちから見たら、嫁さんとこは所謂普通のご家庭な訳で。。
まあ、うちは親が身も心も若いから、面白いし、親が若いって自慢になるしな。
しかもパッと見うちの母は美人だから余計にね。
まあ本人わりと努力してるみたいだし。
でも、そんな母も15歳の私にカミングアウトかつ彼女を連れていった時、かなりの葛藤があったみたい。
まさか自分の娘がガチのセクシャルマイノリティとは思ってなかっただろうし。
当時の彼女は同い年で、元々はノンケの人。
たまたま私を好きになってくれただけ。
いつか終わりが来ることも分かっていたし、母もそう言っていた。
でも母は、私が娘を理解しないで誰が理解する?って思ったみたいで、それ以降は言い方は良くないが、うちの娘レズビアンなんです!って周りの人にいっちゃう様な人になりました(笑)
接客業やっていたから、お客さんとの話のネタにもなるし。
どんな形であれ、母が理解してくれたことは本当に嬉しかった。
当時まだ生きていた父も。
妹も弟も、私のセクシャリティを理解してくれている。
前に思春期だった頃の弟に
私がセクシャルマイノリティーで嫌じゃない?って聞いたことがあってね。
弟の答えは
だって、あやはあやでしょ?嫌とか恥ずかしいとか俺はないよ?って言ってくれた。
弟は16歳年が離れているから、嫌だなって思われてるかな?って思ってね。
妹は3歳年が離れてるけど、むしろなんか喜んでいた(笑)
そんなわけで、うちは本当に恵まれた環境だったわけよ。
でもさ、嫁さんは一人っ子だし理解してくれて、受け入れてもらえるのが本当に不安だった。
なまじ嫁さんのお母さんと仲良くなっていたから余計にね。
しゃぶしゃぶの食べ放題のお店にお義母さんに御足労頂いて、いざカミングアウトの時!なかなか言い出せない私に嫁さんきっとヤキモキしていただろうなあ。
今言わないでいつ言うんだ!自分が言うんだ!って心を奮い立たせていざ、カミングアウト。
『実は今日はお話がありまして、、』
からカミングアウト
『実は5年以上前からなおさんとお付き合いしてます。ご報告が遅くなって大変申し訳ありません。』
お義母さんはうんうんて優しく耳を傾けてくれました。
そっから泣くのを堪えるのに必死で言葉がなかなか出てこない私。
『あの……えっと……』
そんな私にお義母さんは
『ゆっくりでいいから。焦らないで大丈夫だから。』って優しく言葉をかけてくれました。
そこで私の涙腺崩壊。泣きながら
『順序が逆にはなってしまいますが、なおさんと来年9月に挙式を行うことが決まりました。本当に申し訳ありません。本来なら直接ご挨拶にむかってご両親にご挨拶に伺わなければいけないのですが、そして挙式にご両親に伺って頂くのは遠方なので、申し訳ないので前撮りをこちらでやる事が決まってますので、ご両親に是非来て一緒に写真をとって頂きたいです。』
私が言えたのはここまでで、後は嫁さんが補足してくれました。
私が元カノのご両親に泣きながら別れてくれと言われて、それが相当のトラウマになっている事、嫁さんのお友達でカメラマンの人がいて、その人が前撮りを撮ってくれること。
お義母さんも泣いていた。でも受け入れてくれた。
しゃぶしゃぶを美味しく頂き、帰りに
『今日は御足労ありがとうございました。』
と私がお義母さんに言ったら
『今は時代がこうだし、私もその気があったからさ』
と優しく仰ってくれました。
そのあと、うちの母がTwitter見て、お義母さん、母、嫁さんのグループLINEでお義母さんにお礼を言っていました。
お義母さんは
『家族が増えた』って仰ってくれました。
私は幸せだなあ。家族として私達を受け入れて下さった。
平成最後の4月に、最強かつ最大な幸せが私に訪れました。
そして令和を迎えて数日経った今日、会社の同僚から素敵なプレゼントを頂きました。
タイムラインみたよ。色々きまったみたいたま決まったみたいだからお祝いって、、
ありがとう!幸せになるよ!!
応援してくれる人が沢山いてくれる事が何より幸せです。みんなありがとうございます!
さて!仕事もどります!がんばろう!